2.学外研究施設の被害報告

 

本研究室では、学外にも実験装置を設置させていただいています。学外の実証施設はいくつもの企業と協力しているため、早期にその被害状況の確認、報告を行わなければなりません。

地震当日及び翌日に行った学外の実証装置の被害を報告します。

 

1.CSOオートサンプラー

雨天時に発生するCSO(合流式下水道越流水)を自動的にサンプリングをする装置です。1000日以上長期的にサンプリングを行っているため破損すると研究にも大きな損害になります。

新生学部4年、岩元達也が確認。

「異常なし、動作チェックでも正常なサンプリングが行えました!」

 

年長の修士2年草場大作と修士1年伊藤梓は、雨量計の水平や制御盤を確認。

「こちらも異常なしです。」

同時に精度実験と掃除のメンテナンスも行いました。

 

2.      実機スワール施設

スワールという無動力水処理装置です。こちらも実下水を用いているため損傷があると大きな問題になります。

入念に調査を行う学部4年竹谷究

「水漏れ、電気系統、接合部に異常はありませんでした。」

 

3.膜分離活性汚泥法連続運転リアクター

新規高度水処理システムの連続運転を行っています。破損すると汚れた水が漏れ出してしまい大きな問題になります。

長岡浄化センター官廊内に設置している膜分離活性汚泥法の研究設備も問題ありませんでした。

電源設備にも異常はなく、全ての機器が正常に作動しており ました。担当の修士2年高和真吾も一安心。

 

4. 道路排水採水装置

橋梁上の道路排水を採水する装置です。橋梁接続部と採水装置の安全を修士2年 片山智樹と学部4年 和泉亮が確認しました。

「採水装置および降雨採水容器に被害が見られず良かったです。」と、修士2年片山智樹。

 

 

以上のように、学外の研究施設でも被害はありませんでした。

研究室の皆さん、地震直後の大変な中ですばやい対応ご苦労様でした。

 (文責:修士2年 草場大作)